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割り切ってしまえば・・・、

ガーデンローズのように、自分の庭先で育成して花を観賞することを目的とする品種と異なり、ポットローズに関して言えば、購入した状態で出来るだけ見栄え良く維持することだけを目的とすれば、逆に生育適温よりも低い温度10~17℃で管理することで、蒸散や生育を抑え、購入した当時の良好な状態で長く維持することが可能になります。

ポットローズはガーデンローズのように二年樹などの概念が無く、挿し木してから促成栽培するのが基本であり、そのため、専門の生産者の温室のように気温18~25℃で十分な光を当てながら、適切な肥培管理のもと育成するのが理想とされます。ポットローズは鉢物での栽培に特化されたため、矮性の品種の系統が組み込まれているので、小輪系の品種はどうしても生育が緩慢な一面があり、その分一度、水やりの加減を間違えたり、病気にかかったりして、株に損傷を受けると、正常な状態まで回復させるためには一苦労です。

さらに、庭先で管理するためには、バラに関する十分な知識と経験が必要です。 消費者のもとでも、バラに関する十分な知識と技術、農薬や用土や鉢などの資材を揃えることで、数年以上育成管理することができますが、お金と労力と時間が要ります。 また、やはり、観賞価値としては、十分な技量を有する生産者のもとで適期に育成された最高の成品にはかないません。 購入した鉢花については、ある程度の期間、鑑賞して、もし残念ながらも枯れてしまった後は、また別の品種を購入していただくことをお勧めします。

ローズフォーエバー品種は国内で販売されているだけでも、小輪品種、大輪品種ともにそれぞれ数十品種以上という豊富なラインナップを揃えており、毎年、新しい品種がローズフォーエバージャパンクラブに所属する生産者のもとで試作され、それぞれの環境に適合し、観賞価値の高い品種が選ばれています。 新規のお客様でも、既に購入した事のあるお客様でも、ローズフォーエバーは全てのお客様を満たすべく、素晴らしい品種を提供し続けているのですから。